Discordのテキストチャットを、ボイスチャンネルで自動読み上げ。読み上げBOT「YOMI」のご紹介
Discordのボイスチャットで盛り上がっているとき、「今は声を出せないけれど会話には混ざりたい」という場面はよくあります。今回ご紹介する「YOMI(ヨミ)」は、テキストチャンネルへの投稿をボイスチャンネル内で自動的に読み上げるDiscord向けの読み上げBOTです。
声を出せる人はマイクで、出せない人はテキストで——YOMI がテキストの投稿を音声にして読み上げることで、テキストチャットのみの参加者も同じ会話の輪に入りやすくなります。
「YOMI」と「ANDON」、2体のBOTが連携
YOMI は、役割の異なる2体のBOTが連携して動くのが特徴です。
- YOMI(メインBOT):サーバーに招待する中心的なBOT。読み上げのON/OFFや対象設定、プランの確認など、全体のコントロールと管理を担当します。
- ANDON(サブBOT):行燈(あんどん)型スピーカーのサブBOT。ボイスチャンネルに常駐して、実際にテキストを音声で読み上げる役割を担います。
サーバーにはこの2体を招待するのが基本の構成です。読み上げ音声には VoiceVox / Aivis Speech を採用しており、好きな声を選べます。
複数のANDONで、自動負荷分散
ANDON は必要な数だけ招待できます。複数のANDONを招待しておくと、読み上げのリクエストが発生したときに、そのとき最も負荷が低いANDONが負荷分散機能によって自動的に呼び出されてボイスチャンネルに駆けつけます。
この「自動負荷分散」により、いくつものボイスチャンネルで同時に読み上げが走るような場面でも、安定した読み上げを届けられます。同時に利用できるチャンネル数(=同時に喋れるANDONの数)は、全プランで無制限です。
コマンド操作は、あえて最小限
読み上げBOTのなかには、細かな操作をそのつどチャットコマンドで指示するタイプもあります。コマンドに慣れた人には便利ですが、「毎回コマンドを打つのが面倒」「そもそもコマンドが苦手」という方には、それがハードルになりがちです。
YOMI は、Discord上でのコマンド操作をあえて最小限に抑える設計にしています。日常的に使うコマンドは、次の数個だけです。
/yomi join… いまいるVCにANDONを呼ぶ/yomi leave… ANDONを退出させる/yomi autojoin on/off… 自動参加の切り替え
しかも、一度 /yomi autojoin on にしておけば、誰かがVCに入った瞬間にANDONが自動で参加し、全員が抜けると自動で退出します。つまり、ふだんはコマンドを打つ必要すらほとんどありません。
設定は、コマンドではなくダッシュボードから
読み上げの挙動やサーバーごとの各種設定は、コマンドを覚えることなくWebダッシュボードから操作できます。読み方辞書やNGワード、読み上げの設定などをチャットコマンドで打ち込む必要はなく、ブラウザの画面から直感的に管理できます。
コマンドが苦手な方でも、画面を見ながら設定を進められる——ここが YOMI が大切にしているポイントです。運用担当者だけでなく、コミュニティのメンバー全員にとって扱いやすい読み上げBOTを目指しています。
主な設定・機能には次のようなものがあります。
- サーバーごとの辞書登録:固有名詞や身内ネタ、スラングの読み方をサーバーに合わせて登録できます(登録できる語数はプランによって異なります)。
- サーバーごとのNGワード登録:読み上げてほしくない単語を除外できます(Lite以上のプラン)。
- 文字おこし:ボイスチャットの音声をリアルタイムに文字起こしし、テキストチャンネルへ自動で書き起こします(Premiumプラン)。
このうち特徴的な翻訳読み上げは、次の章で詳しくご紹介します。
言語コードを付けるだけ。翻訳して読み上げ
YOMI の特徴的な機能のひとつが翻訳読み上げです。メッセージの先頭に「言語コード」とコロンを付けるだけで、その言語に翻訳してから読み上げます。特別なコマンドは要りません。書式はこれだけです。
言語コード:メッセージ
たとえば、次のように書くと、翻訳された言葉が読み上げられます。
en:こんにちは→ 「Hello」と読み上げja:Good morning→ 「おはようございます」と読み上げes:ありがとう→ 「Gracias」と読み上げko:おはよう→ 「안녕하세요」と読み上げ
対応言語は54言語(Google 翻訳と Google Cloud TTS の双方で利用できる言語)。海外のメンバーがいるサーバーでの橋渡しはもちろん、外国語の学習・発音確認にも使えます。翻訳には Google Translate API を利用しており、翻訳した文字数も月間文字数にカウントされます。
翻訳読み上げは**有料プラン(Lite / Standard / Premium)**でご利用いただけます。
料金プラン
YOMI は無料プランから始められます。使う規模に応じて、月額プランへアップグレードできます。
| プラン | 月額 | 月間文字数 | 1回の文字数 | 読み上げ優先度 | 翻訳 | NGワード | 文字おこし |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Free | ¥0 | 1,000字 | 30字 | 低い | ✕ | ✕ | ✕ |
| Lite | ¥150 | 5,000字 | 60字 | 低い | ● | ● | ✕ |
| Standard | ¥550 | 25,000字 | 140字 | 普通 | ● | ● | ✕ |
| Premium | ¥1,200 | 70,000字 | 300字 | 高い | ● | ● | ● |
- 同時に利用できるチャンネル数は、全プラン無制限です(サーバーの負荷状況等により制限する場合があります)。
- 読み上げ優先度は混雑時に効きます。読み上げが混み合ったとき、上位プランほど優先的に処理され、待ち時間が短くなりやすくなっています(Free・Lite=低い / Standard=普通 / Premium=高い)。
- 支払いは Stripe によるクレジットカード決済に対応しています。
料金・機能の詳細は変更される場合があります。最新の内容は公式サイトでご確認ください。
使い始めるまでの流れ
- YOMI(メインBOT)をサーバーに招待する
- ANDON(サブBOT)をサーバーに招待する(複数招待すると、複数チャンネルでの同時利用や負荷分散機能が使えるようになります)
- ボイスチャンネルに入り、
/yomi joinでANDONを呼び出す - テキストの投稿が音声になり、VCで読み上げられる
/yomi autojoin onにしておけば、次からは自動で参加
こんな場面で
- 声を出せない参加者も交えて楽しむ、ゲームや雑談のボイスチャット
- 手が離せない作業中でも、テキストで会話に参加したいとき
- さまざまな言語の参加者が集まる、多言語コミュニティでの交流
おわりに
YOMI は、テキストの投稿をボイスチャンネルで自動的に読み上げることで、声を出せる人も出せない人も同じ会話に混ざれるようにするDiscord読み上げBOTです。管理役のYOMIと読み上げ役のANDONによる連携、複数ANDONの自動負荷分散、そしてコマンド操作を最小限に抑えてダッシュボードから操作できる手軽さなど、コミュニティで気持ちよく使い続けられる工夫を詰め込んでいます。コマンドが苦手な方でも安心して使えます。
まずは無料プランから、ぜひ一度お試しください。
- YOMI プロジェクトページ(yomi.weelworks.com)
- 製品の詳細はプロダクトページでもご確認いただけます。